プログラミングやったからと言って作りたいものがない問題。

プログラミング

良く「プログラミング出来るようになるには、または成長するにはどうしたらいいですか?」という質問を読むし、見る。

で、だいたい回答者からは、

「作りたいものを先に置いて、そこから逆算すれば自然と成長するし、スキルが身につくし、成長早いよ」

みたいなコメントが返ってきます。

それは全くその通りで、異論はないのですが、個人的には疑問がやはり出てきてしまって、そうした時に「ああ、やっぱり異論あるじゃん、自分」と萎えたりします。

それは「じゃあ作りたいモノが思いつかない人は、プログラミングスキル伸ばすにはどうしたらいいですか?」ということ。

作りたいモノがない人は、取り敢えずサンプルアプリを!!

プログラミング始める人はまず「あれ作りたい、コレ作ってみたい」とか「思い」が先行する人がいると思います。

コレはとても素晴らしいことで、プログラミングって結局のところ問題を解決する手段の1つなので、この考え方は本当に素晴らしいのです。

他の有名な開発者や識者の方も、

「作りたいモノ、自分が実現したいことを考えて逆算すること。すぐ動いて走りながら作っていけばいい」

とだいたい、皆さんこうおっしゃいますが、この意見も全く正しくてグウのネも出ません。

ですが、この意見ってそもそもプログラミング経験者の意見な気がするんですよね。

全くの未経験者にそう伝えても、「え?え?え??」ってなって、どこから手をつければいいのか分からない。そもそもどうすればいいか分からない。

仮に制作しても、途中でわけわかんなくて投げ出してしまうパターンもあるような気がします。

達成したい事を掲げ、そこで初めて「あれが足りない。これが足りない」と判明していくわけですので、「いきなり開発しよう!」というのはナンセンスな気がしますかね。

何ていうか、料理を作ったことがない人に対して、レシピだけ渡して「じゃあ、これ通り作れば大丈夫だから」と言われるみたいな?

こっちは、「包丁やフライパンという存在を知ってるけど、握ったのは今日が初めてです」という状況で、そんな状態のなか、レシピ渡されてもおっかなびっくりな感じで作業するわけですよ。

「本当に、これで良いのかなぁ……?」みたいな感じでしょうか?

手が止まってしまうことは勿論ですが、出来上がったものもクソ酷い惨状のものが出来上がるのは自明なわけですが、そうした時に味わってもらう人に対して、申し訳ないような気持ちを抱えてしまうわけで。

最悪なのは、その出来上がったモノに対して批判を受けること。こうすると完全に人って挫折して、嫌いになってしまうと思われます。

これをプログラミングに置き換えると、やはり「ハイこれMacBookね。このソフトインストールして、環境構築してね。で、自分が作りたいもの作ってごらん」と言われても、初心者からすると困ってしまうわけです。

その時点にはもうプログラミング嫌いになってるんじゃなかろうか、と自分だったらなってるかと思う。

そもそも手持ちの武器ーー基礎的な部分が何もない状態で「作りたいもの作ってごらん」はやはり無謀。

この意見は、ある程度の基礎知識がある人に対しての意見かと思う。

でも中には「いやでも、作りたいものが思い浮かばないし、そもそも自分がほしいと思ったアプリはだいたいマーケットにもうあるし……、正直どうすればいいのかわかりません」となるかと思う。自分もそうだし。

じゃあもうプログラミング止めちまえよ、みたいな暴論も出てくるわけですが、そういうわけにもいかず、「基礎的な部分はあるけれど作りたいものが思いつかない」という場合はどうしたらいいかという問に対して、自分はまだ試行錯誤中ですが、1つの推論を打ち立てる。

それは「大量のサンプルアプリをつくる」ことかと思います。

なぜ大量サンプルアプリなのか?

走りながらアプリを作っていけばいいという意見に対しては、ある程度の基礎知識がある人向けのアドバイスだと自分は思っています。

完全な未経験者に関しては、まず本当に基礎的な部分の土台固めが必須だと。その上で作りたいものを、走りながら考える。

じゃあ次に、作りたいモノが思いつかない、という疑問の根底には「どういったモノが作れるのか分からないし、作り方が分からない」だと思います。自分もそうなので。

なので自分はいまSwiftを初で学習してるわけですが、大量のサンプルアプリを作る練習をひたすらこなしています。

本やら、ネットやら、ドットインストールやらで、大量のサンプルコード、サンプルアプリを模倣しています。

現時点で(いままだ1か月ほどか?)、20個ほどのサンプルアプリを作成してますが、そうすると不思議なことに、

「ああ、このアプリってこう作るんだ……。ああ、あれ作ってみたいな〜。これやってみたいな〜」

という、不思議と製作意欲が湧いてきております。

まだオリジナルアプリを着手しない理由は、まだ自分の中で「土台が出来上がっていないこと」が起因してます。

「その基礎的な部分はいつまでやるんだ?」という疑問に対しては、現時点で自分は「2ヶ月」。理由は直感で、これだけやっとけば何とか土台は出来上がるだろう、と。

あくまで自分を基準としているので、人に寄っては「1か月」やら「半年後」とかバラバラだとは思います。ですが、基礎固めはしっかりやったほうがいい。その後の伸びが違う(はず)。

知らないことを知ってけば、手持ちの武器が増えるので、そうすれば初めて製作に乗り出せるかと思います。

基礎ー>サンプルアプリ沢山作って何となく作れそうな状態ー>「じゃあ作りたいもの作ってごらん」ー>「作ってみよう!!」という式が出来上がる状態なのかなぁと。

間違っても、

「じゃあ作りたいもの作ってごらん」ー>「いやでもどうすればいいのか……」ー>「走りながら考えればいいんだよ」ー>「は、、はぁ……」

というパターンは避けたいところですね。

「思い」を先行させても「方法」がわからないので、結局遠回りな気がします。

なら始めは「方法」を学び、その後「目的」を大事にすれば良いのではなかろうか。

基礎学習、サンプルアプリ製作、その後オリジナルアプリ製作の流れがやはり1番ベストな気がします。

間違っても全くの未経験で、オリジナルアプリ製作or1か月ほど学習、オリジナルアプリ製作の流れは危険な気がします……。

自分もいま検証中の段階なので、何ともいえないですが、サンプルアプリを大量に作ってればオリジナルアプリを製作したい!という意欲はわていきてるので、ひとまずこの流れで走ってみる次第です。

あと、オリジナルアプリ製作がスキルが1番身につくことに関しては、異論はない。ただ順番が問題なのであって。

そんな感じですかね。

それではまた。

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