SES体験記〜〜面接編〜〜

プログラミング

SESの面接を経て、先週から新しい場所に仕事環境が変わりました。

これまで色んな企業の方や斡旋会社の方と出会ったのですが、色々と思うことがあったので記録しておきたい。

SESの人材派遣の方々

企業名や案件名は都合上伏せとくが、色んな人材派遣の人にあった。

その中でも大手のSES業を営んでる会社は本当にしっかりしていた。

どういう案件か開示できる情報は開示してくれたし、自己紹介もあった。

業界の慣習上、そういうのはあまりよろしくないようだが、個人的にはそういうわけの分からん制度は撤廃してほしい。

向こうからしてみれば、「たくさんいるエンジニアの1人」なのだろうが、こちらからしてみれば「エンジニアに案件を紹介してくれる大事な1人」にあたるわけで、正直、名乗りも名乗られもしない人にどこかへ連れて行かれるというのは不安きわまりない。

「知らない人についていってはいけない」という言葉が嘘かのように、名乗られもせんでそのままノコノコとついていく自分は完全にカモだ。仕事上じゃなければ、絶対ついてかんぞ。胡散臭い。

間に何社も入ってるパターンだと「会って5分でお別れ」と、次の人に引き渡される。まるでナンパみたいだと思った(したことないけど)。

その間で信用できると思った人は、ちゃんと名前や会社名を名乗った人。業界的に良くない行為らしい(ヘッドハントされるだとか何だとか)が、「人売り業」というイメージを撤廃していくためにも、派遣会社間の名刺交換だけじゃなく、エンジニアとも名刺交換したほうがいいと思うけどなぁ。

あとは、嫌になるくらい聞いた言葉の「ヘイコウ」という言葉。案件の面接を同時に行っている、という意味だと思うのだが自分は聞いててあまりいい気持ちではなかった。

「知ってどうするの?」「自分の会社の取り分とか利益の問題か?」とか、エンジニア視点の人材会社じゃあないんだろうな、とは感じた。綺麗事では会社は成長せんが、一応伏せとこうよと思った次第。

営業ではないので知らないが、それを知ったところで面接でプッシュするのかサポートするのかそれとも放棄するのか、完全に今後の動きを見定めてる気がした。

なので自分は、会った際に自己紹介ではなく「ヘイコウ」という話題を出した瞬間に、その人材会社を信用せんかった。なんかね、派遣するエンジニアを「ヒト」ではなく、「カネかモノ」と見てる印象を抱いた。

派遣するエンジニアは確かに「カネ」だ。だが同時に「ヒト」でもある。人売り業を生業にしているのだから、そこらへんはエンジニアにさとられないように、上手くやったほうがいい。お互いの関係を良いように維持するためにもね。持ちつ持たれつである。

こちとら経験の浅い「弱小エンジニア」だが、成長したら見てやがれよ。成長したら土壇場でひっくり返してやるからな、と腹黒い考えが出てきたのはまだ自分がガキな証拠である。

肝心の面接官のタイプ

これは大別して2パターンの面接官がいた。

1、スキルシートに沿って、スキルだけを淡々と聞いてくる人
2、スキル+その人のバックグラウンドも聞いてくる人

個人的には、スキルだけ求めてくる面接官より、自己紹介や趣味といったその人の性格や特徴を聞いてくる面接官の方が好感が持てた。

何ていうか、スキルだけ求めているので、仮に家庭の事情で何かしら都合の悪いことが起きて仕事に支障があるときでも、対応してくれなさそうな印象を受けたし、スキル一辺倒で、変な人も平気でいそうな職場環境なのかなというイメージは抱いた。

ヒトの能力と、人格は==ではないので、見定めは難しいが自分はそう感じた。

能力ある==向上心ある。だからその人は頑張りやで、性格が良いとはならん。逆もしかりだが。

あとは面接官がフラットで、緊張をほぐすタイプの面接は好感が持てた。エンジニア同席しないパターンは怖いし、あえてある程度の本音ベースで語れる方が、労働環境としては健全だと思う(もちろん、そこでボロを出すかどうかを見定める、というのもあるかもしれんが)。

スキルが自分は全然足りてないので、そういった協調性?や性格面で、一緒に働きたい、と思ってもらえるかが勝負だったし、自分も面接官に対しては、「一緒に働けるかどうか」を見定めていた。

どういった仕事を求めるかは、その人次第だ。

極端な話ーー

「スキルは自分は高い。案件は自分が興味を引くかどうかだ。スキルだけあれば、周囲に変な人がいようがデスマーチがあろうが関係ない。スキルが自分は高いから、低いやつをけなしても構わない」

か、

「案件が魅力的なのもそうだけど、実際は働く労働環境かなぁ。メンタルや体調崩したら意味ないし、1人で仕事をやるわけではないのだから、ちゃんと意思疎通が出来る人たちと働きたいなぁ。その上でスキルは習得して経験を積んでいきたい」

となるか。

どういう基準で選ぶかは人それぞれだと思う。

自分はスキルもそうだが、職場環境、労働環境を選んだ

やはり長くお世話になる可能性もあるので、自分は人間関係や労働環境を重視して職場を選んだ。

マジでメンタルに不調をきたしたりしたら、スキルスキル!と言ってる場合ではなく、今後の人生に関わってくることなので。

スキルは時間かければ習得できると思うが、メンタルは一度不調をきたしたらその後の人生に支障を来たす恐れがある。

今後自分がどういった基準で、SESの職場を選ぶのかはまた変わってくるし未来はまだわかりませんが、今回はそういった基準で選びました。

自分の今回の経験が、今後の誰かの基準になってくれれば幸いです。

それではまたー。

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