プログラマになるより、なった後の軌跡。

プログラミング

プログラマやエンジニアが流行っている。正直怖い。個人的には流行っているものほど廃れるのも早いので、それが怖い。

そもそもがプログラミングスクールが流行りすぎている

プログラミングスクール通って卒業した人間が言うのも何ですが、個人的にはトレンドに乗ってプログラミングをさらっと教えて金儲けしているようにしか思えない。

もちろん、エンジニアの今後や育成を考えてるスクールもあると思うが、ごく小数に限られている。

2020年のオリンピックの開催が日本であるので、その影響でどんどんと仕事が舞い込んでる印象があるが、それが終わったらプログラマの需要とかが一気に下るのではなかろうかと思っている。

勿論未来のことだし、自分の勝手な予測なので、オリンピック終わったあともプログラマ、エンジニアの仕事は絶えずあり延々と続く可能性もあるが、如何せん未来は未来。予測、予想は出来ても確定ではないので怖いところ。

現段階では「エンジニアいいよー。好きな時間、場所で働けるよー。給料も高いよー。将来仕事に困らないよー」という文言を掲げて運営してるプログラミングスクールが多いが、コレが個人的には怖い。

「ひゃっほー!! エンジニア!! 儲かる!! 好きな場所、好きな時間で働ける!! これはなるっきゃないよね!!」と、自分みたいな人間がプログラミングスクール通ってエンジニアになったとするが、オリンピック終わったあとどうなってるのかが正直微妙なところ。

そもそもプログラミングスクールが自分は現代社会の闇の縮図だと思っているので、安易な気持ちで目指したりすると「正直、こんな予定ではなかった……」となってしまう。

自分がプログラマになった最大の理由

前職の会社がやばすぎたからです、はい。この一点のみ。

じゃあ前の会社がホワイトだったら?

答えは「続けてる」です。

プログラマ目指した理由は、全然高尚な目的や理由など自分は全くない。

待遇や今後の人生を少しでも良くしたかった。ただそれだけ。

逆に言うと、自分の人生をよく出来たら他の職種でも良かった。プログラマを目指した理由はそこだけだ。

お金沢山もらえて、好きな時間、場所で働けて、組織に縛られない自由な感じが良かったのでプログラマを選択したわけだが、如何せん現実はそんなに甘くなくーーむしろ現実はどこまでいっても現実なわけです。甘くもしょっぱくもない、ただ現実が現実として待ち構えている。

そもそもプログラミングスクール通って、エンジニア、プログラマになろうとしてる方は一度立ち止まって考えて欲しい。

なぜ「エンジニア、プログラマになりたいのか」を。

プログラミングスクールが掲げてる心地いい宣伝文句は、おそらく大半の人が叶わない。

スクール終わりました。はいじゃあ好きな場所や時間、給料高くもらえるかといったら、否。断じて否だ。(ごく一部の方は達成してる)

卒業して経験積んで、その数年後の現実としてその選択肢がある(かも)ので、そんな夢みたいなことはすぐにはない。

「モノ作るのが好きで」ー>野菜とか農作物作るのじゃダメか?
「好きな場所で働きたい」ー>大体会社いかないといけないし、会社の姿勢による。
「好きな時間で働ける」ー>裏返すと何時間、何十時間でも働く覚悟が必要。
「給料たくさんもらえる」ー>もらえないし、沢山もらうんだったら他の職種でも可能な気がする。
「流行ってるし花形だし」ー>流行りはいずれ廃れるし、花形かな?

先日大学の友人と久方ぶりに会ったが、外資の保険の営業やってて、成績あげて時間自由で働いてて、お金たくさん稼いでるみたいだったよ?

プログラマになるより、なった後

スクール通ってる間は楽しいわけですよ。お金払って、カリキュラムあって、ただそれに沿って学ぶだけだから。スクールが提供するカリキュラムは、実務とは程遠い内容だし、ミスっても怒られないし、仲間もいるから最高。

「プログラミングって楽しいねー」「画面に反映されるの楽しい」「どうやって動いてるのかなー? でも動いてるの楽しいねー」「ねー」「エラー解決できたよー。嬉しい」

という、自分の勝手な偏見と妄想でこんな感じの会話がなされてるのではなかろうか。

「ビルドが通らない……」「IDEの仕様がわからん。そもそも使い方がわからん」「画面に反映されん……。なぜだ!?」「エラー文に沿って動いたのに、エラーが解決しない!?」「サーバー止まった?!」「データ多すぎ!?」「むしろこのログ読めん?! どこを読むの!?」「バージョン違うから文法違うの!? ライブラリどないして使うねん!!?」

大体こんな感じで自分は仕事している。「楽しいかどうか?」と問われれば、「楽しくないが、謎の達成感はある」が素直な答え。

あとは、基本休日はけっこう勉強してます。だるーく、ゆるーく惰性のように勉強してるので、1日がそれで大体終わる。

どこかに遊びに行ったりもするが、だいたい勉強して終わる。息抜きもしてるが、だいたい勉強してる。

メリハリつけて勉強してる方もいるが、自分は引き伸ばしてゆるーく勉強してる。ただし苦痛ではない。

逆に、業務時間だけでプログラミングやって能力伸ばしてる人とかいたらスゴイと思う。教えて欲しいし、その才能が欲しい。

なので、「うえーい! いえーい!!」みたいに遊べてはいないし、遊んでいない。多分性格もあるのだろう。

間違っても、プログラミングスクール通ってた時の「楽しい!!」という感情はもう自分の中にはない。

この姿は、これからプログラミングスクールに通う人が想像してるプログラマ、エンジニア像とは違うかもしれないが、1つの一例にしてもらえればと思います。

少なくとも「キラキラ」してる姿は、プログラミングスクールを卒業しても待受けてはいないと思います。

働きだしてもキラキラできるか、ブラックで更なる絶望を味わうかになるのかは、その後の自分の選択や、会社に左右されると思う。

さて、ではiOSの勉強でもこれからやりますかねー、っと。

*因みにですが、プログラミングスクールというシステム自体は、これからエンジニアやプログラマを社会人になってから目指すにはいいシステムだと思っている。本来であれば、学生の頃から目指すものかと思うが、それに気づかず社会人になってから目指す人の救済措置的な役割を担っている気がする。


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