ツイッターで見てると、実務経験についてのツイートを多く見かけたので自分なりに考えてみた。
実務経験が欲しい理由
「実務経験あるの?」
インフラトップ卒業したあと転職活動をしていたときに、面接官に聞かれたことは幾度もある。
こちらの経歴から言えば、「スクール半年間通っててその後すぐに転職活動やってるんだから、実務経験なんかあるわけねーじゃん」と。
まあ経歴書にだいたい記載はしてるが、そんなもの向こうの面接官は見てないパターンが多い。本当に多い。
向こうが求めてるものは、スキル>人間性だと思う。
スキル===人間性であれば最高であるが、あいにくそんな人間できてないわけで、そういった人材は希少なわけです。
スキル>人間性。もしくはスキル<人間性、のどちらかのパターンが多いわけです。
会社としてはやはりスキル感高い人を求めるわけで、で聞かれるわけですよ。
「実務経験あるの?」
と。
じゃあ未経験者はどうするのよ?
いくつか方法があると思うが、まずはスキル感よりも人間性を求めてる会社を探すこと(社員をコマのように扱う会社もあるから見極めは絶対必要だが)。
入社したあと人事担当者に「どういった人を採用したいか?」と聞いたことあるが、解答としては
「一緒に仕事をしていって問題ない人か。一緒に働きたい人であるか」
と、
「スキル感低くても、頑張ってスキルを身に着けようとしている人+仕事でもどうにかしようと頑張ってくれる人」
という返事をもらった。
人によって意見はさまざまだが、まあ自分もそちら側の意見です。気持ちよく、一緒に働ける人と自分も働きたい。
だからというわけではないが、スキル感で劣っている場合は(どうしてもそうなるが)、性格的な面をアピールするのも重要になってくる。
スキル足りない。足りない部分は他のところで補う必要があるわけで。じゃあどうするかとなれば、せめて「自分と一緒に働いてみたい!!」と相手に思ってもらうしかない。勿論、逆もあるわけだけれど。
なので面接スキルはある程度必要になってくる。「自分はエンジニアだ! 技術高いから性格悪くてもいける!」は多分間違い。
今後エンジニアはどんどん増加していく時に、どういった場面に陥るのか分からないし、中には「どんなにスキル高くても、一緒に働きたくないからやだ」という人もいる。というか、そう言ってる社長さんもいた。
具体的にどうするか?
ポートフォリオの作成が1番妥当かな、と。
相手に見せれば(分かる人には)自分のスキル感を伝えられるし、実際に行動に移してるのでその部分に関しても評価してもらえる。
良く思いだけ先行してて「エンジニアになりたいんです!!」という人もいるみたいだが、「じゃあ実際なんか行動してるの?」と聞かれた場合、その「行動」を説明できればいいのだが、如何せん何も行動してないパターンが多い。
「独学でこんなことやってます」
「スクール通ってました」
「こんなポートフォリオを作ったので見てください」
とか言えればいいが、言えないと採用に至らないケースは多いと思う。
あとは人脈使って、潜り込むのもいい。それは人脈があるパターン限定なので、ない場合が多いので結局ポートフォリオ作成が1番の近道になると思うけれども。
年齢はやはり武器である
ここで冒頭に戻るが、ポートフォリオ見せてアピールするけれども、それでも言われるのですよ。
「実務経験あるの?」と。
「無給で実務経験させてください!! って言えばいいじゃん」という意見もあるし、自分も考えたことあるが、自分としては「そうじゃない」んだ。
自分の立場としては、「もう貯金もない。資金がない」状態で、無給で働いたら色々と詰む。
人には色んな立場がある。全てケース・バイ・ケースである。
そりゃあ自分が、20代でフリーターで実家くらしor金銭に余裕があるという立場であれば、「無給でいいので実務経験積みたいので働かせてください!!」と言える。っていうか言う。
だけど、30代で嫁さんいて子供いてとかのパターンで、それでもエンジニアになりたい。でも貯金に余裕があるわけでもない。そうなったら「無給でいいので働かせてください!!って言える人、いるのかな?」とは考える。少なくとも自分は言えん。
なので自分としては「実務経験積みながらお金をもらいたい」わけなのだよ。
「経験ないんだからお金だせるわけねーじゃん」となるかもしれんが、「それってどこの会社も一緒じゃね?」と思う。
その理屈で言うと、「新卒で何も経験してないからお金払わなくていいじゃん」となるが、そこら辺はどうなんじゃろうか?
でも、会社はちゃんと給料払ってるわけだから、エンジニア界隈だけその理屈っていうのも変な話だなぁと。
まあある程度の経験を積めば通用する仕事じゃなくて、技術職だから育成にはどうしても時間かかり、お金に還元できるまで時間がかかるのもネックなのと、育成しても辞められた場合の損失とか考えると、何とも言えない部分ではあるが……。
あとは20代前半であれば実務未経験でも、採用は比較的簡単に進む。理由としては「これから育成するから」だ。
「ちゃんと育成するんじゃん。なんで30代はダメなのよ」と思うし、自分も感じる。
これは単純に「伸びしろがない」と思われたり、「残されてる時間が少ない」という部分に起因するんじゃなかろうか。実際に転職活動のときに相手に言われたこともあるので。
なのでどうしても「実務経験」という箔は欲しかった……。
寺小屋制度とかあればいいのにな、と
スクール通いスキルが身についてくれば、いま抱えてる案件のチームに加える。
そんな寺小屋的なコースがあればいいと思うわけです(確かどこかそういった制度やってる会社あったな)。
勿論、案件の規模によるし既にチームにいる先輩方の巻取りが大変なのは重々承知してるが、それでもそういったコースがあればいいのにと。
例えば半年間コースとして、
・3ヶ月学ぶ➝➝➝残り3ヶ月でチーム案件に加えて実務を経験させる。その間の給料はなく、受講費用に含まれる。
とかであれば意外といけるんじゃね? と思ってるが、まあ机上の空論なので実現化は障害が多そうだな、と。
だけど少なくとも自分であれば、そういったコースあれば選択してた。勿論、いまとなって振り返ってみれば、だが。
実務に近い疑似体験はあるようだけれど、やはりモノホンの体験はどこもやってないようなので(どこかやってる?)。
土台、「半年間で即戦力」も厳しいのに、「3ヶ月で即戦力!!」だってかなり厳しいんだから。というか「即戦力の基準って何?」という部分もある。
だったら、実務経験積ませたほうが「即戦力!!」を堂々と広告として打ち出せるのでは?
※※※どこか特定のスクールを批判してるわけではない※※※
そんなことをこのブログに書いてても、意見してるだけなので何の説得力もないし、「自分でやらないで他人にやらせようとしてんじゃねーよ」となり、聞く価値なんか持たれないと思うが。
まあ個人の見解で意見です。はい。
内容が横道にそれてしまった感があるけれど、取り敢えずそんな感じであります。
年齢は武器です、ほんと。そして手入れをしなければ、どんどん錆びていく一方でありますよ……。
↓↓↓取り敢えず自分が通ってたプログラミングスクールです。↓↓↓